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2019年度 家政科だより

(9) 令和2年 1月31日(金)3年家政科「調理」「ファッション造形基礎」「課題研究」最終成果報告
 本日をもちまして、3年家政科2名の生徒のすべての授業が終了いたしました。
各授業の最終成果の報告をさせていただきます。



【調理】
 「調理」の授業では最終題材として「供応食(おもてなし料理)」に取り組みました。
お世話になった担任教員たちにオリジナルのおもてなし料理を振る舞います。
今回は、『本格的で、自然と笑顔になるおもてなし』を目標に掲げ、イタリア料理に挑戦しました。


 今回提供した料理は5品。写真右上から時計周りに
☆3種の前菜(リコッタチーズ、ピクルス、生ハム)
☆花のようなサラダ
☆魚介のトマトクリームパスタ
☆明日葉ティラミス
☆グリルチキン~島レモンの香り~ です。
 
  
 リコッタチーズを手作りしたり、いかを捌いたりと、慣れない調理にも進んでチャレンジしました。
また、三宅島や学校の農場の食材を使うことや、彩り、味のバランス、量など様々な視点からこだわり、
何度も試作を重ねました。

そして迎えたおもてなし本番。
 
  
 おもてなしは大成功!

 料理の味はもちろん、料理紹介の中に散りばめられた生徒からの感謝の言葉や、テーブルセッティングなどに、
担任教員たちも大喜びでした。



 3年間、一生懸命取り組んできたからこそ、料理で人を笑顔にできるほどの力が身に付きました。
卒業後も自信を持って、自分や周りの人の健康で生き生きとした食生活を支える人であってください。



【ファッション造形基礎】
 家政科だより12月号で作業経過をご報告した「ファッション造形基礎」の「自由製作」作品が完成しました!

 Iさんは「シャチをモチーフとしたパーカー」と、それとセットで着用する「ハーフパンツ」を製作しました。
題して「シャチっとパジャマ」。
 当初は、真っ黒なパーカーのフード部分にのみ白い布を貼って、シャチの顔のようにする予定でした。
しかし、製作の過程で「よりシャチっぽくしたい」という本人と教員とでアイディアを出し合い、前身頃にも白布を重ね、シャチの白いお腹を再現しました。

  
 頭をすっぽりと覆う大き目サイズにするために、何度も試作をしたフードも、納得の仕上がりで大満足!


 Mさんは「フレアパンツ」と、「レース布を使ったトップス」を製作しました。
このトップスは4つのパーツで構成されていますが、そのうちどの部分にレース布を用いるのか…を
とても悩みました。本や自分の私服を参考に、様々なパターンを想像し、「後ろ身頃にのみレースを用いる」
という結論に至りました。こういった“悩み”も被服製作の醍醐味です。

  
 結果として、前後どちらにも着られそうな着用感で、本人も予想外の発見に大喜び!

 二人とも、2着目の製作期間は“1か月”と短かったものの、通算5着目となる被服製作は大変スムーズに進行しました。生徒たちは、家政科としての3年間の積み重ねを実感し、自信に変えることができたと思います。



 この授業では1年間を通して、“本にあるデザイン・手順を参考にしつつアレンジを加える”という手法
で自由製作を行いました。この経験を通して、「被服製作ってこんなに自由に楽しんでいいんだ!」
というメッセージが生徒に伝わり、卒業後の生活の中に上手に取り入れてもらえることを、担当者として期待しています。



【課題研究】
 1月23日の授業にて、課題研究発表会を行いました。
併合科の後輩と三宅高校の教員に対して、1年間取り組んできた研究の成果を発表しました。
  今年度は、家政科の2名が「楽しく!わかりやすく!絵本を作る」「夢を追う貴方を応援するレシピBOOK」というテーマについて発表しました。

  
    「楽しく!わかりやすく!絵本を作る」           「夢を追う貴方を応援するレシピBOOK」

 「楽しく!わかりやすく!絵本を作る」の発表では、制作した絵本にどのような工夫をしたのか、
実際のページを画面に映しながら解説をしたり、絵本の読み聞かせの様子を撮影した動画を流すなど、
オリジナリティーあふれるプレゼンで聞き手を引き込みました。

 「夢を追う貴方を応援するレシピBOOK」では、アンケート調査を紐解きながら研究のテーマを
絞っていく過程を解説。グラフの種類や色使いをリハーサル時よりさらにブラッシュアップし、
「大変見やすく、説明もわかりやすかった」との感想をいただきました。

 それぞれの発表の後には、「今後、絵本を趣味にするなどの考えはありますか?」
「研究の過程でボツになったレシピはありましたか?」などの質問が挙がり、大盛り上がりの末、
課題研究発表会が終了しました。

 3年間の学生生活を振り返り、「学校生活の中で、課題研究を一番頑張った!」と話す生徒の顔は
とても自信にあふれ、大変頼もしく感じました。
 1年間、本当によく頑張りました。この経験を経て卒業していく皆さんの、今後の活躍が楽しみです。

(8) 令和元年 12月17日(火)3年家政科「ファッション造形基礎」製作経過報告
 
ファッション造形基礎では、9月から「自由製作」として自身でデザインした日常着を製作しています。



   


アイテムとしては Iさんが「パーカー」、Mさんが「フレアパンツ」といったシンプルな日常着ですが、
それぞれ「フードを大きくしたい。裾はゴムをいれてふんわり丸いシルエットにしたい。(Iさん)」
「前から見た時にウエスト回りをすっきり見せるためにタックを入れたい。小柄な自分にぴったりのサイズで作りたい。(Mさん)」
等、これ以外にもこだわりがたくさんありました。

しかし、彼女たちの考える条件をすべて満たした市販の洋裁本はなかなかありません。
複数の本から型紙や手順を持ち寄り、自分の目的とする形になるように製図しなおしたり、
試作を繰り返しながら手順の見直しを行ったりしました。


 
「もう一回同じものを作れるように記録を!」を合言葉に、自分自身で記録を取りながら作業をします。




 

それぞれ試作を終え、
Iさんは、「フードをさらに大きく」「袖を長袖にし、裾と同様にゴムで丸くふんわりさせる」
Mさんは、「丈を長くする」
等の改良点を反映させ、現在、本縫い作業の真っ最中です。

 


完成した作品は、1月の合同作品展でお披露目の予定です。




(7) 令和元年 11月29日(金)3年家政科「課題研究」研究報告
 
課題研究の授業では、家政科の3年生が個々の研究・製作に打ち込んでいます。
今回は、そんな3年生の課題研究の様子をお送りします。
 
課題研究のテーマを絵本製作にしたIさん。
絵本の中で「地球温暖化」について取り上げることにしました。
子どもたちに今地球で起きていることについて理解をしてもらえる内容でありながらも、
ストーリーを楽しんでもらえるような絵本を作りたいと考えています。

  

1学期からたくさんの絵本を読み込んで、先輩絵本作家の方々から多くのことを学んできたIさん。
特に、登場人物の気持ちに合わせて色使いを変える工夫や、文と絵のテンポについて、自分の作品にも生きるヒントが得られたようです。
絵本についてだけでなく、主題として掲げる地球温暖化についての学びにも力を入れてきました。
難しいテーマを設定したことに何度か心が折れそうになったこともありますが、それでも前を向いて頑張ってきました。
現在は、絵本完成に向けて、下書き作業を進めています。どのような絵本が仕上がるのでしょうか。とても楽しみです。
 
 
一方でMさんは、「いずれ島を出て一人暮らしをする三高生のサポートをしたい」という想いから、
一人暮らしの人用のレシピブックを考案・作成しています。
『簡単・節約・健康・おいしい』の4つを柱にし、週5000円の予算や、4つの食品群別摂取量の目安など
様々な視点から試行錯誤して献立を立てました。
現在はその献立を掲載したレシピブックの最終調整と、レシピを試してもらうモニターさんへの依頼等、
粘り強く活動を続けています。
4月当初に掲げた「高校生の自炊の意欲を向上させる」という目標に向かい、研究もラストスパート!放課後なども
自主的に活動を頑張っています。

    



(6) 令和元年 10月16日(水)3年家政科「調理」お弁当調理

 「調理」の授業でお弁当調理を行いました。

 テーマは、18歳女子の通学弁当。
 50分以内で4品以上調理をすることが条件です。

 また、今回は指定調理として
 (1)魚を50g以上1つの料理に使用すること
 (2)煮物を1品調理すること
 と、しました。

 まずは献立を考えます。4つの食品群別摂取量の目安にしたがって使う食材の調整をおこないます。
 


 2度の試作を重ねました。
 
  

 
完成したお弁当がこちらです!
  


 さすがは3年生、手際の良さと、試作を重ねるごとにより良いものを創り上げる、その姿勢が立派でした。

 調理の授業ではついに高校最後の学習活動、「供応食(おもてなし料理)」に入ります。
 最後まで張り切っていきましょう!!!



(5) 令和元年 9月4日(水)3年家政科「調理」三宅島を紹介するオリジナルデザート

 長い夏休みが明け、2学期が始まりました。
 
 2学期最初の「調理」の授業では、夏休みにそれぞれが考えてきた「三宅島を紹介するオリジナルデザート」
 を実際に作りました。


          
        三宅島の特産品であるパッションフルーツを                          3色のゼリーがそれぞれ出来上がりました       
    使ってゼリーを作ります。       

                  
       
   こちらはお団子を作っています。                                                    ただのお団子ではない予感…!


  そして出来上がったデザートはこちら!

           

 パッションフルーツとレモン味、カルピス味の3色ゼリーを寄せた『Miyakezima』と、
 アカコッコの姿をした、みたらしだんごの『三宅団子』

 三宅島の魅力と、それぞれの自分らしさが詰まったオリジナルデザートです。

 好調なスタートを切ることができた2学期。これからも頑張っていきましょう!!


(4) 令和元年 8月30日(金)家政科体験入学

中学生に向けて家政科を紹介する「家政科体験入学」を行いました。今年の参加者は中学1年生の2人です。

授業を体験する前に行った家政科紹介では、本校3年生が課題研究の授業で作成した「家政科紹介ムービー」を見てもらいました。
各授業の内容や授業の様子、進路情報、先輩からのメッセージと続く10分の動画は、構成から編集まですべて生徒のアイディアで作られた、渾身の作品です。


 
 家政科に入って身についたこと、楽しかったこと、大変だったこと…
 それぞれの思いを語った「先輩からのメッセージ」



続いて、被服分野の体験授業は「はぎれで簡単!くるっとパッチワーク風コースター」を行いました。


  
   どの生地を使うか?柄はどう見せたいか?など、作品のオリジナリティーはここから始まっています

  
   マイ指ぬきを使って、初めての運針に挑戦               一心に針を進めます


二人とも真剣な表情で、完成を目指して針を進めていました。
作品製作に没頭する楽しさや、自分の頑張りで作品の完成度が上がるという実感を、感じてもらえていたら嬉しいです。



食分野の体験授業では「ふわふわパンケーキ」と「バニラアイスクリーム」の調理を行いました。

  
             共同作業で生地を作り、最後はひとりずつ焼き上げます

  
      美味しそうにできました              作ってみて、食べてみて。卵について学びます

パンケーキもアイスクリームも、卵を使った美味しいお菓子。
その美味しさの仕組みである「卵の調理性」について、調理実習で学習しました。

どちらも、お家で作ることができるレシピを紹介しました。
教員から「お家では、冷凍庫で冷やして数分おきに混ぜるとこのアイスクリームが作れるよ」と教わると、
えー!と驚いたあと嬉しそうな表情をしていたことが印象的でした。

最後のパンケーキの焼き上げまで、協力して手際よく進めていた中学生。
ボリュームのあるおやつでしたが、ペロッと完食していました。



体験授業を終え、アンケート記入と家政科の教員との簡単な面談をして、体験入学は終了しました。

まだ中学1年生ということで、二人ともこれからの進路を考えるうえで今回参加してくれたそうです。
「授業や家政科紹介を通して家政科のことをよく知れた」、と話してくれました。

ちょうど今の中学1年生が高校へ入学するタイミングは、教育課程が新しくなる予定となっています。
家政科に興味があればまた、新しいカリキュラムについて話を聞きに、体験入学や学校説明会にいらしてくださいね。



9月29日の文化祭では、家政科のことを皆さんに知っていただけるような展示を行います。
ご来場いただきました皆様に、楽しんでご覧いただけるよう準備してまいります。
どうぞ、お楽しみに。




(3) 令和元年 7月19日(金)3年家政科「課題研究」個人研究

1学期が終了し、夏休みになりました。3年家政科の2人にとっては、修学旅行や自分の進路活動、授業、部活、委員会・・・と、
多忙な1学期だったかと思いますが、よく頑張っていました。

家政科では3年生になると「課題研究」という必修科目を受講します。
課題研究では、家庭科の各分野の中で自分で課題を設定し、その課題の解決を目指して、制作や調査研究、実験等を行います。
生徒が自分自身で課題とその解決方法、実施計画等を考え、主体的に活動をしていきます。

今年の生徒たちは、
一人は、「島をでて一人暮らしをする高校生の自炊の意欲を高めること」を目標として活動を、
一人は、「オリジナル絵本の制作」の活動を行っています。

              


詳しい活動内容については、9月29日に行われます三高祭の展示にて紹介いたしますので、
ぜひお越しいただき、ご覧いただけたらと思います。







(2) 令和元年 6月27日(木)3年家政科「ファッション造形基礎」シャツブラウス製作

3年「ファッション造形基礎」では、被服技術検定2級と同程度の技術習得のために、シャツブラウスを製作してきました。

 
最大の難所は、「袖付け」でした。
凸カーブの袖を、凹カーブの身頃の袖付け線に合わせる作業に大苦戦しました。細かく細かく待ち針を打ちます。

 
ボタンの位置や数は、各自が好みの開き具合になるようにアレンジしました。

 
完成!!! 
それぞれ、とてもきれいに仕上げることができました。
9月の文化祭で実物を展示予定です。
写真では伝わりきらない細かなこだわりを見に、ぜひいらしてください。




(1)令和元年 5月9日(木)3年家政科「調理」給食センター見学

 3年「調理」の授業で給食センターの見学へ行きました。 まず最初に、小学校の栄養士さんにご協力いただき、給食の献立の立て方や、給食の調理で気を付けていることなどをお話ししていただきました。



 安全性や栄養バランス、美味しさはもちろんのこと、栄養士さんが給食献立を考える際に意識していることの多さ・細かさに驚かされました。「給食を通して様々なことを子どもたちに知ってほしい、感じてほしい」「学校を卒業し、成長したのちの食生活を支える基盤になれたら…」と、栄養士さんの思いが給食にはたくさん込められていることを知りました。三宅産の食材が積極的に給食に使われているなど、地域に密着した三宅島の学校だからこそできる取り組みも多く、改めて島の魅力を感じました。


 栄養士さんのお話しを頂いた後、実際に給食センターで給食が作られている様子を見学させていただきました。

  

 徹底された衛生管理の様子を見て、食事の提供をするということは人の命にもかかわる仕事であることを改めて感じました。自分たちの調理実習や文化祭での調理を見直す良い機会になりました。


 今回の見学を終えて、今私たちは給食献立の作成に取り組んでいます。私たちが考えた給食を三宅小・中学校のみなさんに食べてもらう機会をいただき、どんな給食にしよう、給食を通してどんなことを伝えよう、と試行錯誤しております。出来上がった給食については、また家政科だよりにてご報告させていただきますので、楽しみにお待ちください。
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