印刷

平成30年度 家政科だより

(11)平成31年  2月4日(月)   2年家政科「生活産業基礎」商工会特別授業

 「生活産業基礎」の授業にて、三宅村商工会のお二人をお招きしての特別授業がありました。

 1コマ目は「商工会とは、どのようなお仕事をしているところなのか?」というお話をしていただきました。
税務や経理など高校生が普段耳にすることのないお仕事のお話を、具体例を交えながら、とても丁寧に解説していただきました。
難しい内容のものもありましたが、生徒はメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

 また、島市やマリンスコーレの運営や、開催に至った経緯などのお話しを聞くことができ、
お客の1人として参加していた島のイベントが、島の経済や発展につながっていることを実感することができた様子でした。


  


 2コマ目は、「創業計画を立ててみよう」という、ワークショップ形式の授業をしていただきました。
事前に、「島にこんな商品・サービスがあったらいいのに!」という思いを具体化し、
業種や事業の目的、セールスポイントや販売戦略、資金繰りなどを記入する「創業計画書」を生徒一人一人作成しました。
商工会にこの創業計画書を持っていったら、実際にどんな話し合いになるのか…?三宅高校で出張相談に乗ってもらうイメージです。

 偶然にも、二人とも「カフェ」の創業を考えていたため、
それぞれのオリジナリティー溢れるカフェの計画について、相談に乗っていただきました。
そして最後には、「ぜひ、このカフェを三宅島に作ってほしい」と励ましのコメントもいただきました。


非常に貴重な機会を賜り、生徒も多くの学びをえることができました。
ぜひ、特別授業での学びを今後に生かしてほしいと私どもも願っております。

商工会の皆様方、この度はご協力誠にありがとうございました。

  


(10)平成31年  1月24日(木)   2年家政科「フードデザイン」おせち料理


 正月からだいぶ日が過ぎてしまいましたが、本日2年家政科「フードデザイン」の授業で、
「おせち料理」を作りました。
 今回挑戦したのは、黒豆・伊達巻き・菊花かぶ・栗きんとん・田作り・いり鶏の6品です。



黒豆の色つや良くするために鉄くぎを入れて、時間をかけてふっくら炊きます。



鬼すだれで伊達巻きを巻いていきます。


   
菊花かぶ・ねじり梅・花れんこんの飾り切りに挑戦です。包丁の扱いがとても得意な生徒たち、とても綺麗に仕上がりました。



盛り付けにもこだわります。



完成したおせち料理がこちら。見た目はもちろん、味もとても美味しくできました。


 2時間の授業で6品の調理は時間が足りるのか・・・と少々心配ではありましたが、
これまでの調理実習で培った手際の良さで、無事に時間内に完成できました。

 おせち料理の1つ1つには意味があります。
(学業の象徴である巻物の形をした伊達巻き、マメに丈夫にという意味が込められた黒豆 など)
生徒たちにとって今年1年が、豊かで実りある1年になりますように。
そんな願いを込めた、今年最初の調理実習でした。




(9)平成30年  12月13日(木)   2年家政科「食品」シュトーレン実習
 
 
期末テストを終えて。2学期最後の「食品」の授業では、「シュトーレン」の実習を行いました。

 シュトーレンは、クリスマスを待つアドベント(イエス・キリストの降誕を待つ期間)の間に食べる
ドイツの伝統菓子。シュトーレンというのは「坑道」という意味ですが、焼きあがった生地に粉砂糖を
たっぷり振りかけて白くすることから、白いおくるみに包まれた幼子イエスにも例えられています。


  


発酵させた生地にラム酒に漬けたレーズンとドライイチジク、オレンジピール、レモンピール、スパイス、
クルミやアーモンドを混ぜ込んで生地を作り、丁寧に焼き上げました。


  


調理中にはラム酒の良い香りが調理室いっぱいに広がり、生徒もうっとり顔の素敵な空間でした。


  


最後に、溶かしバターを塗り、グラニュー糖と粉砂糖をふりかけて完成です。

2学期は、1学期以上に手際よく、頼もしい2年生の姿が見られました。
3学期でも更なる成長を期待しています。頑張っていきましょう!



(8)平成30年  11月   家庭科技術検定受検にむけて・・・

 「全国高等学校家庭科技術検定」というものをご存知でしょうか?
全国の高校生を対象とした検定で、「食物」「被服」「保育」の3分野があります。
本校家政科の生徒は、「家庭総合」「フードデザイン」「ファッション造形基礎」の授業の一環として、
食物検定と被服検定を受検しています。

 今年度の前期までにそれぞれの4級に合格した家政科2年生。
今回は、11月~12月にかけて行われる3級受検にむけて頑張っている様子をご紹介します。

<食物検定にむけた授業の様子>

40分間で2品作るために、調理のポイントや効率の良い手順を
しっかり聞いて、メモをとります。



調味料の計量も各自でおこないます。
今回は練習なので、分量の一例を見ながら計量しますが、
本番では調味料の分量記載がないので、練習時に味を覚えておくことが大切です。
また、計量も調理時間内なので、なるべく素早く行うことが合格へのカギ!




熱源(コンロの火)は、一人一つしか使用できません。
複数ある加熱調理を、どのような手順で行うか・・・
無駄のない調理計画が求められます。



 
献立例:ハンバーグとマセドアンサラダ



献立例:豚肉と野菜の炒めもの・牛奶豆腐


<被服検定にむけた授業の様子>

事前準備として、地直し→裁断→しるしつけ を行います。
写真の布のように、大きくて法則性のある柄は、「柄合わせ」が必要になります。
縫い合わせたとき、柄が続くように…仕上がりをイメージしながら布を配置します。



いよいよ本番スタート!
既定の70分間で、ハーフパンツ完成を目指します!



(7)平成30年  9月23日(日)   三高祭

9月23日に三高祭が行われ、家政科は飲食販売と展示を行いました。

〈家政科展示〉
家政科の学びを保護者の方や中学生および島民の皆様に知ってもらうために、生徒の作品・レポート等の展示を行いました。

(1)被服系
 3年生は、『ファッション造形基礎』の授業で製作した「ハーフパンツ」と「シャツブラウス」に
それぞれ私服を組み合わせて展示をしました。また、3年間の成長を「作品集」というかたちで1冊のファイルにまとめたものを
展示しました。
 2年生は、昨年度『家庭総合』で製作したエプロンと、今年度の『ファッション造形基礎』で実施した被服検定4級の成果、
『ファッションデザイン』の導入として行った、10年後の自分のライフスタイルやファッションをイメージした
「フューチャーコラージュ」を展示しました。

(2)食物系
 3年生は、『調理』での食物検定2級相当の課題として行った、弁当の献立作成から材料準備、調理までと、
その際の工夫した点などを記録したレポートを展示しました。
 2年生は、『フードデザイン』と『食品』の授業での調理実習や食物に関する実験の様子をまとめたものを展示しました。
また、『生活産業基礎』の授業で行っている、文化祭飲食団体として販売物の立案・大量調理・広報活動に取り組む様子をまとめた
「文化祭への道のり」を展示しました。

(3)保育系
 2年生が「子どもの発達と保育」の授業で取り組んだ「好きな本の第2弾を出版するとしたら」というコンセプトで製作した
オリジナルの絵本を展示しました。

  

  


〈飲食販売〉
 団体名を「家政Girls」に改め、今年度も有志団体として飲食販売を行いました。
今年は2・3年生合わせて3人の生徒が計画・立案や広報活動に取り組み、教員3人と協力して大量調理・販売まで行いました。

 今年の商品は「マドレーヌ~緑茶味・紅茶味~」です。
おしゃれで美味しい、こだわりの詰まったお菓子を提供したいという思いから、原材料から包装まで試行錯誤を繰り返し、
緑茶と紅茶の二つの味のマドレーヌに決定しました。なお、この商品に使用されている緑茶は、本校の農場で育てられた
三校茶の茶葉を使用しました。
 今年も230食が完売となりました。商品をお召し上がりになった後、家政科の生徒へ直接「マドレーヌ美味しかったよ」と
声をかけてくださったお客様もいらっしゃり、生徒達は大変喜んでおりました。
お買い上げいただいた皆様、誠にありがとうございました。

  

  




(6)平成30年  8月28日(火)   家政科 体験入学

8月28日(火)家政科体験入学に、3名の中学生が参加してくれました。

まずは、家政科の紹介を聞いてもらいます。
入学前の科選択に悩む中学生のために、普通科と比較しながら
家政科の教育課程や授業の特徴などを説明しました。

生徒の「生の声」を中学生に聞いてもらうために、授業紹介は在校生が行いました。
苦労話を交えながらも、最後には「それでも成長できた。達成感があった」と
力強く家政科の魅力を語ってくれました。





体験授業は、「食物分野」と「被服分野」の2部構成です。
高校生が中心となって中学生に説明・師範できるように、
担当教員と練習やシュミレーションを重ねて準備してきました。


まずは食物分野「りんごのカップケーキ」の調理です。

緊張している中学生に対して優しく声掛けしながら、
次の作業を見据えてテキパキと立ち回る高校生の姿は、
中学生にまぶしく見えたのでは…と思います。




特に、最難所である「りんごの皮むき」を慣れた手つきで師範し、
恐る恐る包丁を扱う中学生に対して、危なくない手つきをアドバイスする姿には、
家政科生としての成長を感じました。

  



次に、被服分野「巾着づくり」です。
被服検定の4級でも求められる「なみ縫い」「まつり縫い」などの技法を用いて布端の始末をし、
刺繍やアップリケで装飾をして巾着に仕立てます。

なみ縫いは、手縫いの基本として中学校でも経験があるようでしたが、
「指ぬき」を使って連続でなみ縫いを行う「運針」は、高校生にとっても難しいものです。
師範担当の3年生も、昨年の被服検定4級受検時に猛練習をし、習得しました。

  


布端の始末が終わると、装飾のデザインを考え、刺しゅう・アップリケをします。
個性が発揮されるこういった活動は、家政科の醍醐味だと思います。


  


個性豊かな巾着が完成しました。




被服の授業中に焼きあがったカップケーキと、巾着をお土産にして、体験入学の終了です。
中学生にとって、進路決定の参考になったでしょうか。


毎年感じることですが、中学生に家政科のことを知ってもらうこの「体験入学」という機会は、
高校生にとっても、家政科の一員としての自覚をもちたくさんのことを学ぶよい機会だと感じています。

今回の経験が、残りの高校生活を充実したものにするきっかけになることを期待しています。





(5)平成30年  7月27日(金)   全国高等学校家庭クラブ研究発表大会

7月26日・27日に、東京都の文京シビックホールで開催された『全国高等学校家庭クラブ研究発表大会』に、2年家政科の2名がスタッフとして参加しました。



学校家庭クラブ活動とは、高校生全員が学ぶ家庭科の学習内容の発展として、自分たちで生活課題を見つけ創意工夫しながら実践を重ね、課題解決を目指す
、実践的・体験的な活動であり、今回の全国大会では、全国の高校生の活動内容が展示や研究発表、物品販売などの形で公開されました。

        

    

今回私たちは大会運営スタッフとして、全国からの大会参加者を“おもてなしする側”としての参加です。最初は緊張した面持ちの生徒たちでしたが、周りをよく見て、他の高校の生徒たちとも協力しながら、円滑に業務にあたっていました。



同じ高校生の研究発表や展示物、スタッフワークから、多くの刺激を受けました。この経験を、2学期以降の自分たちの活動にどのように生かし、どんな発展を遂げるのでしょうか。これからのステップアップに期待です!



本大会への参加にあたって、御尽力、御協力をいただいた、全国高等学校家庭クラブ連盟や保護者の皆様をはじめ、関係する多くの皆様に深く感謝申し上げます。





(4)平成30年  6月27日(水)   3年家政科「調理」~お弁当調理~
 
3年生家政科の「調理」の授業では4月から今まで3か月かけて、「お弁当調理」に取り組んできました。
 
4つの食品群の摂取量の目安を参考に、バランスを整えながら献立を考えました。また、彩りを良くするためにナムルに人参を入れたり、煮物の芋をさつまいもにしたり、工夫を凝らしました。

 
2回の試作を経て、本番調理。
お弁当のメニューは、
・おにぎり
・煮物
・鮭の照り焼き
・卵焼き
・ナムル
・果物
この6品を、60分以内に作ります。時間を気にしながらも、丁寧に作業を進めていきます。
    

試作を重ねるごとに作業効率も、お弁当の完成度も格段に良くなりました。反省と実践を繰り返し、積み重ねてきた努力の成果だと思います.


 
4月当初、「誰にお弁当を作ってあげたい?」と尋ねたところ、迷わず「お母さん。普段お弁当をつくってもらっているお返しをしたい」とのこと。お母さんの喜ぶ顔を想像しながら取り組んだお弁当調理でした。


(3)平成30年  6月26日(火)   3年家政科「ファッション造形基礎」 ~シャツブラウス製作~
 
「ファッション造形基礎」では、2年次に被服検定4級(基礎縫い技術の習得)・3級(ハーフパンツの製作)を受検し、
3年次では、受検は任意ですが被服検定2級に相当する技術習得のためにシャツブラウスを製作しています。


ハーフパンツがたった3種類・5枚のパーツで出来上がるのに対し、シャツブラウスは8種類・12枚パーツを縫い合わせます。
制服として毎日着用し見慣れているはずのシャツがこんなにも多くのパーツで構成されていることを、
生徒は製作してみて初めて気づいた様子でした。

まずは、その構成を理解すること・手順を理解することが求められます。

また、カーブや細かなパーツの縫い合わせも多いため、手順の理解だけでなく待ち針うちやミシン操作の技術も
高いものが求められ、しるし通りに縫えずに縫い直すこともしばしばありました。


しるし通りに縫うために、間隔を狭くたくさんの待ち針で固定します


シャツが形になった後、仕上げとしてボタンホールをあけてボタンをつけます。
ボタンホールのかがり縫いは針目が細かいので、ほどくことになったときに布を傷めてしまいます。
失敗ができない作業だけに、慎重に練習を繰り返します。


何度も練習!



いよいよシャツにボタンホールを…緊張。


無事、ノーミスでボタンホール完了!シャツブラウスが完成しました。


三宅島の夏空を映したようなきれいな水色のシャツです。

2学期からは自由製作に入ります。
これまでに習得したスキルや手順書を読み解く力を存分に発揮し、
お気に入りの1着を作りたいと思います。





(2)平成30年  5月17日(木)   2年家政科「子どもの発達と保育」 ~絵本作り~
 
「子どもの発達と保育」の授業で、絵本作りを行いました。テーマは「好きな絵本の第2弾を作ろう」。
図書室にある絵本の中から自分の好きな本を一冊選び、「自分が作者になってこの絵本の第2弾を出版するとしたら、
どんな本にするだろう?」を、カタチにしました。
 
その前の授業で、絵本にはまだ言葉が分からない時期から楽しめる、絵とリズム感のある言葉で展開される絵本や、
言葉を覚えた子どもたちの想像力をくすぐるような、物語を楽しむ絵本など、様々な絵本があることを学んだ生徒たち。
改めて図書室の絵本を読み比べ、絵本の奥深さに興味を持った様子でした。
 
生徒にとって、選んだ絵本の世界観をいかに表現するかが大きな課題となりました。
悩みながらも、絵本を様々な角度から何度も読み直したり、ページをじっと観察したりしながら、何度も下書きを繰り返していました。
絵本の雰囲気、色の使い方、絵と言葉の使い方、ページの使い方、物語の行方など、ひとつひとつの作者のメッセージを感じ取りながら
自分なりに、子どもたちへのメッセージを絵本にこめる生徒たちの表情は、真剣でありながら、とても楽しそうでした。


  


 
完成させた作品は、9月23日に行われる三高祭にて、家庭科の展示として皆様にもご覧いただける予定です。
生徒たちがどんな絵本を選び、どのような絵本を作り上げたのか。ぜひ、ご来場の上、お手に取ってご覧いただけたら幸いです。お楽しみに!
  






(1)
平成30年  5月7日(火)   
2年家政科「食品」 ~あんこ・桜の葉の塩漬け・桜餅実習~
  
これまでの授業で仕込んだあんこ・桜の葉の塩漬けを使用して、関東風桜餅と関西風桜餅作りを行いました。


 あんこの実習 桜の葉の塩漬けの実習

  
 やわらかくなるまで煮た小豆を、すりこぎで潰します。     すり潰したら、さらしで絞ってさらしあんに。

  
     砂糖を混ぜて、こしあんの完成!          高校の農場で採った八重桜の葉。塩漬けにします。



 桜餅の実習(関東風・関西風)

  
 自分たちで作ったあんこ・生地・桜の葉の塩漬けを        関東風・関西風2種類の桜餅が完成しました。
 組み合わせていきます。



 4回の実習を通して一から桜餅作りを経験し、食品の貯蔵方法から菓子作りの面白さまで、沢山の経験をすることができました。
これからも実習は盛りだくさん。1年間で確かな知識と技術を身につけられるよう、頑張っていきましょう。
 
〒100-1211 東京都三宅島三宅村坪田4586
電話 : 04994-6-1136 ファクシミリ : 04994-6-0551
E-mail : S1000212@section.metro.tokyo.jp